VRサイクリング。中原街道と矢倉沢往還という二つのマイナー街道の地味な道筋を渡って、ひたすら相模国(神奈川県)を南西へ進むの巻。住みたい街No.1に輝いた武蔵小杉駅前を出発、中原街道に入り横浜市北部の丘陵地帯を進む。港北ニュータウンの東側を通り抜け、横浜線中山と鴨居の中間を横切り、相鉄線瀬谷と三ツ境の間を横切る。大和市、綾瀬市を抜け寒川町で相模川を越えると街道の終点中原御殿跡。ここから北西へ針路を変え鶴巻温泉を抜けてから矢倉沢往還に入る。国道246号と並行に走るちょっとした山道の旧道を進み善波峠を越えて盆地を下るとゴールの秦野駅前に至る61kmの行程。中原街道は平塚市街の北に位置する中原地区にあった徳川家の別荘、中原御殿へ行くために整備された街道であった。そこで鷹狩りをしたり、駿府へ抜けるための中継地として御殿は利用された。現在は御殿の跡は小学校となり記念碑が立っているだけだ。それにしても中原街道は見事に地味な道筋。まともな町は一つもないのだ。今でこそ家並が途切れることはないが一昔前は寂しい原野の道であったと想像できる。多分賑やかな宿場町もなかったことであろう。一方で乗り換えた矢倉沢往還はほぼ2年前に走った大山詣に利用された大山街道の延長線上の街道に相当し、東海道の脇往還として結構賑わったらしい。いつの間にか丹沢の山懐に入りこみ富士山も近づいてきた。次回はさらに矢倉沢往還を進んで御殿場経由で三島へ抜ける予定。
2024/12/13 中原街道2日目・矢倉沢往還1日目 武蔵小杉〜瀬谷〜大和〜寒川〜中原御殿〜鶴巻温泉〜秦野
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