東海道バーチャルサイクリング44日目。四日市宿から石薬師宿まで12km。四日市から途中の内部までは、昔ながらの自然に溶け込んだ人の生活が垣間見えるような旧街道らしい道筋。この地方特有の昔のお風呂屋さんに似た(煙突はないが)どっしりした二階建ての古い木造の民家が多い。こんな麗しい四日市を灰色の大気に侵された公害の町のイメージに貶めたのは実に不幸だ。内部川を越えると静岡以来の久々の急坂、杖衝坂が待ち受ける。その上は鈴鹿のうねった丘陵地帯。自動車産業が盛んな鈴鹿市が近いせいか国道1号沿いは田舎ながら都会の郊外のような現代的な建物が目立つが、一本入った旧道沿いは時代に取り残されたような昔ながらの街道風景。本日のゴール石薬師宿も旧道そいにひっそりと肩を寄せ合ったような古い家並が続いていた。
(注)ギャラリーの各写真説明の番号はマップ上の撮影場所に対応します
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