VRサイクリング 秩父から奥武蔵の山を越えて首都通勤圏内の近郊まで進むの巻。秩父市街秩父市役所脇を出発し秩父往還吾野道に沿って南東へ向かう。芦ヶ久保からは本来の街道は南側へ回り込んで正丸峠へ登るのだが、北側へ回り込み芦ヶ久保果樹公園のだんだら坂を登ってさらに刈場坂峠まで登ったところで南へ下り、西武線正丸駅付近で街道に戻り、高麗川に沿って少しずつ谷を下ってゆく。まもなくThe 宿場町的な街並みの吾野宿を通り、次第に谷が開けてきて古代から高麗人が住む高麗で平野に出る。ここら辺でまたちょっと寄り道。高麗川が巾着型に蛇行した巾着田で曼珠沙華を愛で最初に入植した高麗人の王族を祀った高麗神社を経てムーミンバレーパークのある宮沢湖の脇を通り飯能市街へ入る。飯能市街を一巡りした後街道に沿って東へ進み入間市街へ入る。ゴールは米軍住居跡地のジョンソンタウンとした66kmの行程。とうとう私の馴染みのテリトリーに入ってきた感じ。私が中学2年の頃に西武秩父線が開通した後、西武沿線に実家があった関係で、誤解を恐れず言うなら自分ちの裏山的感覚でよく飯能から秩父にかけての奥武蔵地域へハイキングに出かけることになった。学校の遠足もあったし、合ハイ(死語ですが)も行ったし、一人で傷心を抱えて山道を歩きに行ったこともあった。また娘が出来てからファミリーでハイキングにも行った。トータル精々20回程度だと思うが、私の乏しいハイキング経験の半分はこの地域だったと思う。最近はご無沙汰でむしろ先の秩父へ行くことの方が多いが、なだらかで明るく長閑な奥武蔵の山々は好きだったし、ある種甘酸っぱく、懐かしい思い出に満ちた場所である。久々に通ってみた感想は変わらない風景は懐かしくもあり、変わってしまった部分知らなかった部分は馴染みと思っていた人に素っ気なくされた寂しさみたいなものを感じたりちょっと複雑かな。この馴染みの道筋が古くからの街道筋だとは知らなかった。武蔵国の国府が府中と秩父にあった関係でその間を結ぶ道としてこの吾野道は古代からあったらしい。へぇ〜。さて実はもう東京には戻らないつもりでいたのだが最後にもう1度戻ってみることにした。次回から数回はちょっとした里帰り編となる。
2024/12/1 秩父往還吾野道 秩父〜吾野宿〜飯能〜入間
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