VRサイクリング 下仁田街道2日目及び佐久往還を少し走って上州山奥から再度信州は佐久平の高原に出る。世界遺産の町富岡宿をスタートし、西へ進み山へ向かってゆくと山間の入口の町、ネギとこんにゃくで有名な下仁田宿、ここから鏑川の渓谷沿いに山間へ入ってゆくと、軽井沢方面と佐久方面の2方向への分岐点となる本宿。ここから佐久方面へ向かい、群馬のテーブルマウンテン、荒船山に向かって峠越えになるところ、ちょっと街道を外れて北側の山を登ってゆき世界遺産荒船風穴、日本最古の洋式牧場神津牧場を経由して街道へ戻る。荒船山の威容を目の当たりにしつつ峠を越えて千曲川支流滑津川の谷に沿って下ってゆくとまもなく佐久平の広がりに出る。小海線を中込駅付近で越え千曲川を越えたところで下仁田街道から佐久往還へスイッチし、野沢宿から千曲川と共に南へ向かって進み臼田を経て佐久穂町の高野町宿をゴールとする63kmの行程。今回は観光地でもない名もなき山間をひたすら走る、ハズレの回と予想していたが、これが予想と反して中々良かった。まずこの付近の山々が、中国の桂林辺りを彷彿とさせるような多層化した奇峰が連なり、特徴的な街道風景を彩ってくれた。また下仁田宿、本宿といった山間の宿場は、山々をバックにレトロで素朴な町並みを構成して心惹かれるものがあった。その先寄り道で延々と登った先に広がる天空の神津牧場の佇まいも良かったし、荒海に浮かぶ不沈航空母艦のような荒船山の眺めは知られていないのが不思議なくらい圧倒的な迫力があった。古代から山岳信仰の対象として崇められてきたのもわかる気がする。前半の上州の険しい山道の旅路で感じたある種の緊張感に対して、後半信州佐久平の長閑な風景には心和んだのだった。次回はまた懲りもせず険しい山の中へ戻ってゆく。
2024/11/24 下仁田街道 2日目・佐久往還 富岡宿〜下仁田宿〜本宿〜野尻宿〜臼田〜高野町宿
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