VRサイクリング 北国街道4日目。日本海沿岸から離れて信濃国(長野県)に向けて南下する。北前船の湊町直江津付近を出発し北国街道に沿って山間へ向かって南下。直江津からの家並が途切れないうちに城下町高田に到着。ここで一回り目ぼしいスポットを巡った後、さらに街道にそって南下し、妙高山麓の縁を進んでゆく。新井宿、二本木宿、関山宿、二俣宿を通り過ぎ、越後国(新潟県)と信濃国(長野県)との国境(県境)の関川宿に付随する関川の関所をゴールとする47kmの行程。今回のハイライトは2箇所。一つは城下町高田。よく思い返すと私にとっては訪れたこともないばかりか、高田という町がここにあることをはっきり認識していなかった。日本のほぼ全ての町の位置を認識しているという自負があったが、何故か高田だけは新潟県のどこかにある町という認識しかなかった。昔からスキーなどで馴染みのあった妙高のちょっと先にこのような大きな城下町として位置していたとは今回行って初めて認識した次第。にも関わらずVRで訪れてみて非常に魅力的な町であることも知った。日本有数の積雪地域で雁木の多い町であるということだけは社会科の教科書で知っていたが、街道沿いが延々と雁木付きの町並みとなっているのは他に類を見ない特徴的な町並みだ。江戸時代から変わらないような古い町並みもあり、昭和レトロな町並みも、より現代的な町並みもあるのだが雁木だけはボーダーレスにどこまでも続く町が高田なのだ。高田城址の広い外堀をハスが埋め尽くす景色も他に見たことのないインパクトがあった。高田は西側の寺町も特色があって良さ気だったがルート作成の事情があり残念ながら割愛した。もう一つのハイライトはほぼ完全に残る旧街道。宿場町として情緒が感じられる集落は新井宿ぐらいで他の宿場町には伝統的な建築物は少なかったが、妙高山や黒姫山を望む山麓の道は美しい山野や田園の中を旧道らしい絶妙のうねうね具合で続くロング&ワインディングロード。これぞ旧街道の醍醐味。さて次回は早くも長野の先へ進む。
2024/10/21 北国街道 4日目 直江津〜高田〜新井宿〜二本木宿〜関山宿〜関川宿
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