VRサイクリング 北国街道3日目。さらに越後の日本海沿岸を南西へ進む。佐渡の金銀受け入れ湊のあった出雲崎宿をスタートし、良質なビーチが続く海岸を進み、柏崎刈羽原発を迂回するとまもなく地域の中心都市でもある柏崎宿。その先はしばらく風光明媚ながら複雑な海岸線が続き、関所のあった鉢崎宿からはまた浜がずっと続くが、ちょっと引っ込んだ家並が続く街道をうねうねと走ってゆき、黒井宿付近からは街道からちょっと外れ、現在の上越市の中核となっている直江津周辺をぐるっと巡って直江津駅をゴールとする74kmの行程。柏崎付近は娘が小さい頃にも訪れたが水の綺麗な海水浴場の宝庫であるが、その真ん中に世界最大の原子力発電所を建設しちゃったわけね。福島原発事故以来稼働ストップしたままのようだがそんなことがあると地元は不安だよね。走りつつそんなことを実感した。柏崎の先、岬と入江を繰り返す地帯、国道はいくつもの大きな橋梁で一直線に駆け抜けるが、国道から外れて街道の旧道を走ってゆくとアップダウンは激しいがなかなか見応えのある風光明媚な海岸線を楽しめた。柿崎宿の先黒井宿までは浜辺の近くの旧道を進むが、海がほとんど見えず家並が途切れない道。古い家並というほどではないが、厳しい自然にナメされたような味のある木造建築が点在していて旧街道らしさが感じられ悪くない道筋。ゴールの直江津は駅前の一本道の商店街が思いがけず良かった。昔の北前船の港町と街道の結節点で江戸時代から繁栄した町でその残り香が感じられるような、町屋が立ち並ぶ古い家並。そこに雪国ならでは雁木が付いて独特な雰囲気を醸している。次回の北国街道はこの辺から南へ進路を変えて信州を目指す。
2024/10/18 北国街道 3日目 出雲崎宿〜柏崎宿〜鉢崎宿〜柿崎宿〜黒井宿〜直江津
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