VRサイクリング。北国街道へ戻り新潟から日本海沿いに南西へ進む旅。新潟港の佐渡汽船ターミナルを出発し、新潟市街の繁華街を潜り抜け、海岸から2〜4km内陸の街道に沿って進む。新潟の郊外地域を抜けると田園地帯に入り新潟のシンボル弥彦山へ連なる山塊の麓を進む展開となり、新潟の奥座敷と呼ばれる岩室温泉となっている岩室宿、さらに越後国一宮として信仰を集める弥彦神社の門前町弥彦宿を通り、弥彦山山塊の端を山越えして海岸に出る。海岸沿いを進み、魚のアメ横と呼ばれる一大市場のある寺泊宿を再訪し、さらに海岸線を進み佐渡金山からの金銀の受け入れ港のあった出雲崎宿をゴールとする68kmの行程。都市、郊外、田園地帯、温泉、門前町、山麓、海岸、と目まぐるしく変化する景色だが、街道としてのテイストは一貫して筋が通ったルートであった。要は飽きない楽しい街道旅。実はこのルートの大半は2022年12月4日に新潟から三国街道のスタート地点寺泊に移動したルートと錯綜していて一部重なっているが、岩室温泉や弥彦神社等前回外した魅力的なスポットを押さえられて、佐渡・弥彦国定公園の弥彦地区の全貌を二年越しにようやく補完できた。と言いつつ今回印象的であったのは、寺泊の先出雲崎までの海岸地帯。海岸風景そのものも悪くなかったが、風雪に晒されていい味を醸している漁村の板壁の家並。同じような板壁の佐渡とはまたテイストが違う。佐渡は濃い焦茶の板壁だったが、ここのはより色褪せて風雪に耐えた板壁。どちらも捨てがたい。佐渡編で走った相川街道は佐渡金山で掘り出した金銀を運ぶルートであったが、そのゴール小木から船で今回のゴール出雲崎へ渡り、ここからさらに陸路で江戸へ運ばれていた。今後走る予定の北国街道はまさにその金銀運搬のルートとなる。
2024/10/15 北国街道 2日目 新潟〜岩室宿〜弥彦宿〜寺泊宿〜出雲崎宿
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