VRサイクリング 会津中街道を通って会津若松へ戻る。何故か温泉三昧の旅。と言っても温泉地のビジュアルを味わうだけであるが。前回の終点に近い那須元湯の先から分岐する道へ入り那須連山東側の山道を縫って北へ向かう。福島県へ入り白河高原から阿武隈川上流の深い谷に沿って国道289号にて今度は西北西へ向かう。新甲子温泉、甲子温泉付近を長いトンネル数本で通り過ぎると会津西街道で通った下郷付近の阿賀川の広めの谷間に出る。そこからは会津鉄道会津線に沿った会津中街道を辿って弥五郎宿、湯野上温泉、小出宿、芦ノ牧温泉と深い山谷を越えてゆくとようやく会津盆地の広がりに出て香塩宿、面川宿を通って会津若松市街へ。鶴ヶ城を巡ってから市街地の南東の山間の東山温泉まで進むという82kmの行程。会津中街道の旧道は那須連山の西側を突っ切る険しい登山道となるので前半は迂回ルート。甲子温泉の先あたりでほぼ旧道と寄り添うが、会津中街道を通ると言えるのは下郷付近から会津若松までの区間。会津中街道は自然災害で一時期通行不能となった会津西街道の代替ルートとして開かれたが、会津から関東へのメインルートであったのは17世紀頃の百年にも満たない期間だったようだ。今回のルートのハイライトはたまたまルート上に乗ったいくつもの心踊るいい雰囲気の温泉郷。新甲子温泉、甲子温泉、湯野上温泉、芦ノ牧温泉、東山温泉。共通項は深い山間の渓流沿いの情緒溢れる温泉場であり、古くから知られる名湯である点。会津中街道上にあるのは湯野上温泉と芦ノ牧温泉だけであるが、寄り道も含めて結果的には温泉場巡りの旅となった。しばらく会津ベースキャンプ状態となってしまったが、次回はようやく会津を離れて越後方面へ進む。
2024/9/24 会津中街道 那須元湯〜新甲子温泉〜下郷〜湯野上温泉〜芦ノ牧温泉〜会津若松〜東山温泉
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