VRサイクリング 棚倉街道 2日目で磐城国(福島県)南部を北上。奥久慈の河原野宿を出発し久慈川支流里川に沿ってさらに奥久慈の奥へ進む。折橋宿、大中宿、小中宿と立て続けに三つの宿場を通り抜けると常陸国(茨城県)と磐城国(福島県)の国境(県境)となる明神峠。峠をダラダラと下ってゆくとしばらくしてJR水郡線沿線に出て東館宿、天領であった塙町を過ぎて城下町棚倉宿へ到達。さらに進み阿武隈川を渡るといわゆる中通りのだだっ広い盆地。田園をひたすら進み、棚倉街道終点で奥州街道の宿場でもある矢吹から次の街道への移動のため奥州街道の東側を並行して北上し奥州街道須賀川宿の1kmほど東の翠ヶ丘公園北東角をゴールとする81kmの行程。前回短めの行程としたこともあるが前回の2倍近い距離になってしまった。それでも前回の方が明らかに名所旧跡、その他気になるスポット満載で、今回は若干間延びしたルート構成となった。出だしの常陸国内は前回終盤の奥久慈の里山地帯が続き、旧街道そいの折橋宿、大中宿、小中宿という三つの宿場町がなかなか味のある街並み風景を見せてくれて良かった。峠を越えた後の磐城国は開けて山が若干遠のいた分街道風景も単調になってきた。それでも江戸時代天領であった塙町の昭和レトロな街並みや、棚倉のこじんまりした城下町風情は魅力的な町の風景であった。その後はひたすら田園地帯で街道を抜けたこともありスポットが少なかったが、ゴール間近の日本最初の西洋式牧場岩瀬牧場や日本唯一国指定名勝に登録された須賀川牡丹園など、通りがかりの眺めだけだが、リアルにもし近くを通ったらちょっと立ち寄ってみたいスポットがあった。次回は会津方面へ進む予定であるが、棚倉街道終点矢吹から会津方面への街道の分岐点本宮まで、今回から次回にかけて、近道だが一度通った奥州街道を回避するため若干遠回りのルートで迂回することになる。
2024/8/31 棚倉街道 2日目 河原野宿〜折橋宿〜小中宿〜東館宿〜棚倉宿〜矢吹〜須賀川
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