VRサイクリング 水戸まで来たところでまた「みちのく」へ逆戻り。棚倉街道で内陸経由で会津方面を目指す。その1日目は、水戸本町をスタートし、水戸城址をくぐり那珂川を渡って棚倉街道に入って北へ進む。あっという間に田園地帯。額田宿を通り山が近くなってきたところで城下町太田宿(現在の常陸太田)に到達。市街を一巡りしたさらに北へ向かう。山は近いが山間には入らず里山レベルの風景がずっと続く。町屋宿、上渕宿を通り河原野宿まで到達したところで今回のゴール。44kmの行程。ここのところの行程では短くなってしまったが予想外にイイ街道で撮れ高が増えすぎたので、当初の予定を切り上げて短めのルートとした。まず出だしの水戸で昨年の訪問で足を踏み入れてなかった水戸城址を通ったが、さすが徳川御三家の城跡だけあって史跡も含め立派な造りであった。また水戸学の道という白壁と石畳の散策路がいい感じ。ハイライトは常陸太田市街。太田七坂と呼ばれる多くの坂とその上の丘陵地に展開する古き良き街並みが素晴らしすぎる。特に観光地化されていないところがまたイイ。七つの坂はそれぞれ異なる雰囲気と眺望を有していて個性的。一日かけて歩き回ってみたい町だ。昔車でこの辺を訪れた時は市街地は素通りして、水戸光圀公が晩年蟄居していた郊外の西山荘へ行ったのだったが、今回はそちらへは寄り道しない。常陸太田を過ぎると里山地帯へ入ってゆくのだが、この里山風景が心に沁みる。何年か前の朝ドラ「ひよっこ」のロケ地はこの地域に点在する。なるほどね。主人公達の故郷はこんな感じの里山だったな。また街道筋には意外と史跡も多く点在し、短めのインターバルで配置された宿場跡には古い家並を残していて、想定外だったがこの聞いたこともなかった棚倉街道、なかなかの魅惑の街道ではないか。国道に並行して旧街道の道筋が結構残っているのも良かった。ちょっとリアルに歩いてみたくなった。
2024/8/28 棚倉街道 1日目 水戸〜額田宿〜太田宿〜町屋宿〜河原野宿
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