VRサイクリング 寄り道特別編として陸前浜街道が外れていた、常陸国(茨城県)の海岸を巡ってみる。陸前浜街道の日立市街から日立駅前を抜けて海岸沿いのルートを進む。日立港を過ぎて東海村に入ると発電所含めた原子力関連の施設、研究機関などが展開する物々しい地区となる。その先のひたち海浜公園の内部を縦断し、その先さらに海沿いを進むと大きな漁港とおさかな市場が展開する那珂湊があり、そこから那珂川河口を渡ると観光の町、大洗に入る。大洗の海沿いのスポットを巡った後大洗駅をゴールとする50kmの行程。変化に富んでいて非常に楽しいルートであった。その中でも印象的だったのは今回ルート全体、日立市街から大洗まで断続的に続くビーチ。ほとんどが海水浴場となっていて多分国内でも有数の海水浴場集中エリアと思う。住宅や事業所などが海岸近くまで建っていて人口が多い地域でありつつ、同様の湘南より美しい海である点が特徴。一方で日立市とひたちなか市に挟まれた東海村の海岸そいだけは原子力発電所など原子力関連の処理施設や研究機関などが集中していて物々しい雰囲気。福島原発事故以来、東海村の原発も稼働停止しているが、福島原発が都市圏から離れた過疎地域だったのに対し、東海村は日立や水戸の都市圏に近く、臨界事故の前歴もあるので同様のことが東海村の原発で起きていたらどんなに大事だったかと、両方の地域を走ってきたばかりであるだけに思わずにはいられなかった。ひたち海浜公園は珍しくVRで入園することができた。つまり外の道と施設内部の道をつなげてグーグルマイマップ上でルート設定ができて、かつストリートビューが存在しているという条件が揃っていた、ということでレアなラッキーケースであったが、おかげでよく観光写真でよく見る、みはらしの丘にコキアが咲き乱れる景観を楽しむことができた。ひたち海浜公園から大洗にかけては観光ルートとしてまとまっていて走っていて飽きることがない。リアルであればさらに那珂湊のおさかな市場や大洗の水族館など立ち寄りスポットも揃っている。大洗は訪れたことがあると思っていたが今回行ってみたら初めて訪れる感触だった。陽光溢れる海辺のクラシックな観光地の雰囲気がちょっと懐かしくて訪れてみたくなった。さて今回は特別編なので先の展開はなく次回は前回のゴール水戸から先へ進む。
2024/8/26 常陸海浜巡り 日立〜東海村〜ひたち海浜公園〜那珂湊〜大洗
リンク
リンク
リンク