VRサイクリング 陸前浜街道4日目。磐城国(福島県)から常陸国(茨城県)へ。長くさすらってきた「みちのく」の旅もとりあえず一区切り。一旦関東へ入る。前回街道から外れた地点神谷をスタート、街道を辿っていわき市街である磐城平宿をくぐり抜けて、昔からの温泉地、湯本宿へ進むが、その前にちょっとスパリゾートハワイアンズへ寄り道。ずっと進んで関田宿を越えると、山の中の勿来の関跡。その先常陸国との国境を越えたところでまた寄り道。平潟漁港、五浦という風光明媚な海岸地帯を通って、再度街道に戻って今は跡形もない足洗宿まで65kmの行程。いわき駅があるいわき市の中心街は、戦国時代岩城氏が城下町として、街道上は磐城平宿として栄えてきた町。市町村合併でいわき市となるまでは平市と称し駅も平駅であった。いずれにしても想定していた大きな田舎町レベルではなく立派な都市であったのにちょっと驚いた。スパリゾートハワイアンズは娘がまだ幼い頃に親戚大勢で訪れた場所で、映画フラガールの舞台ということもあり、かなり寄り道であるがちょっと表敬訪問。昔より周囲の施設が増えたような気がする。磐城国と常陸国の国境近くの山中に勿来の関跡があった。百人一首の和歌などで勿来の関というのがよく詠まれていた気がして、こんな辺境の二級街道の関所のことをなぜ詠うのであろうか、と思ったら、「来る勿れ」(来ないでください)の意を示す歌枕として駄洒落のように使われていただけらしい。その先、北茨城市の平潟漁港の集落に混じってあんこう鍋を売りにする温泉旅館が何軒かあって、なんか観光地ではないネイティブな漁村ぽい雰囲気に惹かれたが、さらにあんこう鍋の評判も良さそうなので一度冬にあんこうを食べに訪れたいものだと思った次第。次回は一気に水戸へ到達予定。
2024/8/20 陸前浜街道 4日目 神谷〜磐城平宿〜湯本宿〜関田宿〜足洗宿
リンク
リンク
リンク