VRサイクリング 最上川支流小国川から最上川本流へ川沿いに山形県北西部を往くの巻。こけしの里鳴子温泉をスタートし西へ、分水嶺を越えて山形県へ入り広い盆地の町、最上を経由して再度狭い谷を抜けて羽州街道舟形宿に至る。ここまでが出羽仙台街道。ここからさらに西へ庄内地方へ抜ける舟形街道に入る。まもなく出会った最上川本流に沿って進み、蛇行する最上川の眺望が素晴らしい戸沢村の眺望の丘をゴールとする67kmの行程。出羽仙台街道はJR陸羽東線に沿った道であるが、このローカル線には「XX温泉」という駅名の駅が、川渡温泉、鳴子温泉、中山平温泉、赤倉温泉、瀬見温泉と5つもあるのだ。天下に轟く鳴子温泉を除くと小ぶりな温泉場ばかりだが、渓谷沿いに渋い木造旅館が建ち並ぶ瀬見温泉がノスタルジックな情緒が濃く感じられて後ろ髪を引かれた。舟形宿は4/7に羽州街道で北から南へ通り過ぎた所であるが今回は東から西へ抜けた。かつての交通の要衝だった土地であるが特に町にはこれと言ってその痕跡の雰囲気は感じられなかった。ただここは西ノ前遺跡で、国宝となった日本最大の埴輪その名も「縄文の女神」が発掘されてこれを観光資源にしようと画策しているようだ。その先の最上川には奥の細道で松尾芭蕉が舟下りをした乗船場、本合海(もとあいかい)が残されている。この辺の最上川は広い川幅ながら蛇行が続いていてなかなか他にはないダイナミックな川の風景が見られる。
2024/7/23 出羽仙台街道 2日目・舟形街道 1日目 鳴子温泉〜最上〜舟形〜戸沢
リンク
リンク
リンク