VRサイクリング 久々に街道らしい街道遠野街道で再度北上山地に分け入る。盛岡は諸街道が集まる鉈屋町付近を出発点として南東へ進む。乙部を過ぎ紫波町へ入ると次第に早池峰山を望む北上山地の山麓へ入ってゆき、街道筋の情緒の残る宿場町大迫を経て牧草地が広がる宮守地区を越えるとまもなく民話のふるさと遠野市街へ入る。遠野では観光ルートとなっているカッパ淵、伝承園の辺りからさらに足を伸ばして遠野ふるさと村をゴールとした77kmの行程。遠野街道は、基本的には国道396号を走ることになるが、宮沢賢治の童話の舞台にもなっている早池峰山の山麓地帯の長閑な山里をゆく道であり、ところどころに国道から外れた旧道もあり久々に街道らしい道の走りを堪能した。特に宿場町であった大迫は古い街並みが街道そいに続き、エーデルワインというご当地ワインとしては海外の受賞歴もあるワイナリーもあり、雛祭りやあんどん祭りが開催され、宮沢賢治もよく訪れて童話の構想も練ったという知られざる魅力的な街であった。遠野は学生時代の冬の東北旅行で訪れたことがあった。カッパ淵など以前と同様遠野物語ゆかりの場所を一通り巡ったが、昔のように遠野物語の世界観を感じとることはできなかった。まぁあの時は遠野物語を事前予習して訪れたからね。でも遠野の穏やかな北上山地の山々を望む長閑な田園風景には癒された。
2024/6/30 遠野街道 盛岡〜乙部〜大迫〜遠野
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