VRサイクリング 秋田街道という秋田と盛岡を結ぶ街道を通って再度盛岡へ戻るの巻。前回の通過地点たつこの像のある田沢湖西岸を出発地点として一旦西へ向かい阿仁街道へ入って南へ進むとみちのくの小京都として名を馳せた角館へ入る。角館の名所史跡を一回り訪ねた後秋田街道に入り、概ね秋田新幹線に沿ったルートで北東の山塊へと突き進む。前回訪ねた田沢湖や乳頭温泉への玄関口となる田沢湖駅付近を通り過ぎ、街道と言いつつ結局国道走りでトンネル群を抜けて秋田県と岩手県の県境の仙岩峠を越えるとまもなく広がりのある盆地へでて雫石を通過し、雫石川に沿って進むと盛岡市街に入る。盛岡城址近くの下の橋のたもとをゴールとする87kmの行程となった。今回のルートの唯一最大のハイライトは角館だな。学生時代の冬の東北旅行でここを訪れ、雪に埋もれた街と黒塀のモノクロのコントラストが強く印象に残った。今回のVRでは国指定名勝の桧木内川堤のソメイヨシノが咲き乱れる季節と、鬱蒼とした木々の涼しげな木陰が続く夏の武家屋敷通りという新たな魅力を感じることができた。全国の城下町で武家屋敷通りを山ほど見てきたが、ここほど立派で荘厳な雰囲気を醸しているところはなかった。秋田街道自体はストリートビューで再現できる部分はほとんど国道46号に一致していて、やはり国道走りだと街道を走っている気分に欠けるので正直つまらない。峠を越えて雫石に出てくると久々に岩手山が見えてきた。3回分のルートで岩手山をぐるっと一周したことになる。岩手山は眺める方角で山容が変化する山であるが、南側の雫石から眺める姿が一番しっくりくる気がするのは、この近くの小岩井農場ブランド商品の商標や写真などに映る岩手山のイメージが記憶に残っているからなのか?盛岡は3回目になるが次回は民話のふるさと遠野を目指す。
2024/6/27 秋田街道 田沢湖東岸〜角館〜雫石〜盛岡
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