VRサイクリング 男鹿街道 1日目。秋田から男鹿半島先端まで海岸伝いにぐるっと周遊編。秋田市街中心部赤レンガ館通りをスタートし、羽州街道と男鹿街道の追分まで、久保田城址のある千秋公園や土崎付近など秋田市街の旧跡を訪ねつつ、以前通った羽州街道とは異なるルートで辿る。追分から男鹿街道に入り、まずは八郎潟と日本海に挟まれた平野を進む。八郎潟調整池と日本海を結ぶ船越水道を越えると寒風山などの男鹿半島の山々が近づいてくる。JR男鹿線の終着駅男鹿駅のある船川の街並みを過ぎるて鄙びた漁村の入江と岬をいくつか巡り、門前からは海食崖の複雑な男鹿半島西海岸の海岸線に沿って崖の上の眺めの良い道を北へ進む。昔の火口湖が丸い入江となっている戸賀からちょっと内陸に入り八望台の眺望を楽しんでさらに海岸線を北へ進み灯台のある半島の先端、入道崎に至る86kmの行程。男鹿街道はいくつか枝分かれしているが、今回はそのうちの1つ、追分から男鹿船川までの道。その先は街道を外れ、特に門前から先の西海岸は現代に整備された道を行った。男鹿半島は大学四年の冬の東北旅行で訪れてユースホステルに宿泊したのはは確かだがビジュアルな記憶がない。入道崎も行ったはずだが記憶を刺激するものはなかった。冬の景色だから違うというのもあるだろう。よって男鹿半島は初めて訪れたような感覚であったが、海岸風景が想像以上に素晴らしかった。秋田までの羽州浜街道の若干退屈な海岸風景と比べると変化に富み、海と海岸線の美しさが違う。絶景もふんだんにあった。男鹿というと「ナマハゲ」が思い出されるが、半島南西端の町門前の山の中、鬼が作ったとされる999段の石段を登った上にある国の重要文化財、赤神神社五社堂はなんと鬼が神として祀られていて、それが「ナマハゲ」のルーツになっているという。鬼が神となって悪さをする者、怠け者を戒め、家に取り憑く魔物を追い払うというちょっと過激な信仰のスタイルになっているのも、北の半島の厳しい自然に立ち向かうために必要だったのかもしれない。次回も男鹿半島の旅は続く。
2024/5/6 男鹿街道 1日目 秋田〜追分〜脇本〜男鹿船川〜門前〜戸賀〜入道崎
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