VRサイクリング 羽州浜街道 3日目。最終日。秋田県南西部の海岸を往くの巻。南極探検隊白瀬中尉のふる里金浦宿をスタートし、今回はほとんど左手に日本海を感じつつ北へ進む。途中でちょっと内陸に入り、子吉川を遡ったところに位置する由利本荘市の市街地の本荘宿を通るが、また海岸線を延々と進み、最後に秋田の大河雄物川を河口付近で渡ると秋田市街。1ヶ月ほど前3/30に通った旧松倉家住宅の前の羽州浜街道の終点を通り、赤れんが館通りを抜けて秋田市街中心部をゴールとする63kmの行程。今回は爽快なコーストラインの旅ではあるが、この辺の海岸は、ビーチでもなく、また断崖絶壁、段丘の聳える海岸でもリアス式のような入り組んだ海岸線でもなく、真っ直ぐだがダラダラとして感じのちょっとしまらない海岸風景なのだ。唯一ウリにしているのが西海岸で夕景が綺麗だというぐらい。観光スポットや史跡もほとんどなく若干退屈な道中となった。そんな中で目を引いたのは風力発電の風車が多いこと。海岸の眺めのどこかに必ず風車が入っているほどだ。海岸ぶちの道路にも海側に風除けのシールドが貼ってあって、海の眺めを害していたが、要はこの辺の海風はエネルギー源になるほど強いということだ。調べると秋田県の風力発電量は全国で青森県に次いで2位。あれほど風車が目立っていた気がした北海道より上だ。あと今回通った秋田市街には、全国に名を馳せる酒蔵が2軒、高清水醸造元の秋田種類製造と、no.6で有名な新政酒造があった。今回のルート上の仁賀保にも全国で3番目に歴史が古い酒蔵、飛良泉本舗があった。以前訪れた秋田内陸部、湯沢辺りの有名どころも踏まえるとやはり秋田は全国でも有数の酒造りの地域だと言えよう。
2024/5/2 羽州浜街道 3日目 金浦宿〜本荘宿〜秋田
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