VRサイクリング、羽州街道 9日目。山形県中央部をさらに南下して山形市に至るの巻。スイカと花笠音頭の町尾花沢宿をスタートし、南へ進む。村山の手前でちょっと寄り道モードで西の最上川に向かい、最上川の川下りの現場を確認し、東沢バラ公園もついでに立ち寄った後街道へ戻り、村山市街にある楯岡宿、六田宿を経て、将棋の町天童宿。そしてゴールの県庁所在地山形宿に至る57kmの行程。最上川は前回のルートでも通ったが、どこで見ても同じぐらいの適度な川幅と水量を湛えて、適度に蛇行しつつ周囲の山野の自然に溶け込んでゆったりと流れて見飽きない美しさがある。日本三急流の1つと称されるが、ここまで見てきた場所ではそれほどの急流には見えずゆったり流れているような気がする。最上川下りはずっと下流の最上峡と2箇所で行われているが、どちらも川下りとしては人気が高いようだ。天童は将棋の町のエビデンス的なものはほとんど見かけなかった。それよりは街道沿いのしっとりと情緒ある上品な街並みが印象に残った。特に古い街並みが保存されているわけではないが、点在する古い家屋や商家と新しい建築物も伝統の枠を外さない感じがそういう印象に繋がっているのかもしれない。一方で山形は思ったより大きな都市で、仙台、盛岡には負けるけど、青森、秋田、福島よりモダンで賑わいのある都会という印象を受けた。三十年ほど前に訪れた時は県庁所在地にしては寂れた町という印象であったが、それから変わったのか。古い商家の内装をリニューアルして新しくしたようなおしゃれな店を多く見かけた。さて次回は羽州街道最終回。
2024/4/10 羽州街道 9日目 尾花沢宿〜楯岡宿〜天童宿〜山形宿
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