VRサイクリング 羽州街道 7日目。難所を越えて秋田県から山形県へ入る。酒蔵の町湯沢宿を出発し、果樹園地帯三関を抜けてどんどん山の中へ入ってゆく。小野小町の生地であり晩年を過ごしたという土地でもある横堀宿、江戸時代銀山で栄えた院内宿、ここからは難所に入り雄勝峠を越えて及位宿、さらに主寝坂峠を越えて中田宿、もう1つ森合峠を越えて白壁の街金山宿に到達する43kmの行程。湯沢は前回稲庭方面へ街道を外れた地点からスタートしてその先に中心街があったが、姉妹都市のドイツの街並を再現した通りがあったり、古い建築が保存されていたり、世界的なコンクールで一位を取った酒蔵があったりそぞろ歩きしたいなかなかの街並みであった。秋田県と山形県の境をなす山々は重層的で3つも峠を越え間に2つも宿場があるという多分羽州街道きっての難所であろう。現代はほとんどトンネルで抜けるのでそれほどの難所感はなかったが、山塊の分厚さは十分感じられた。VRサイクリングもほとんどの都道府県に足を踏み入れてきて、山形県はラスト3であった。残り2県に足を踏み入れるのはまだだいぶ先になりそうだ。ゴールの金山は地名すら聞いたことがなかったが、切り妻屋根に白壁と杉板張りという特徴を備えた金山住宅という伝統の建築様式で街並みが揃いつつあり、魅力的な街であった。
2024/4/4 羽州街道 7日目 湯沢宿〜横堀宿〜下院内宿〜及位宿〜中田宿〜金山宿
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