VRサイクリング 羽州街道3日目。秋田県北部を大館から能代まで東から西へ横断の巻。きりたんぽの町大館を出発し、米代川の広い谷間に沿って西へ進み、川口宿、綴子宿、坊沢宿、前山宿、今泉宿、小繫宿、荷上場宿、飛根宿、鶴形宿と小刻みに配置された宿場跡を通り過ぎて海沿いの都市能代市街の東側に位置する奥羽本線の東能代駅をゴールとする53kmの行程。今回は特に地味なルートで、有名な観光地や名所・史跡がほとんど無い沿道ではあったが、国道はほとんど通らず旧道メインでそれはそれで箱庭のような長閑な日本の「The 田舎道」に心和んだ。なぜか小さな宿場が数多く配置されているのは秋田藩のポリシーなのだろうか。宿場がそれぞれ小さかったせいか現在では普通の田舎の集落にしか見えず、宿場の雰囲気を残しているところはほとんどなかった。その中でも米代川が迫った山地を削りながら大きく蛇行する「きみまち阪公園」付近の山と川の風景は美しかったし、その蛇行区間、街道を通せず川船で渡した渡し場のある、その先の荷上場宿の往時の賑わいを彷彿とさせる古い街並みは印象的であった。ゴールの能代付近まで来ると広がる田園の彼方に世界自然遺産の白神山地の山なみが美しく映えていた。次回は秋田へ到達予定。
2024/3/24 羽州街道 3日目 大館宿〜綴子宿〜坊沢宿〜荷上場宿〜鶴形宿〜東能代
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