VRサイクリング、羽州街道 2日目 弘前から秋田県へと進む。弘前市街、弘前宿のあった弘前駅のちょっと北の辺りをスタートし、また弘前市内をジグザグとれんが倉庫美術館や最勝寺など寄り道した後、街道に沿って南下。レトロな趣のある大鰐温泉のある大鰐宿、昔の津軽藩の関所のあった碇ヶ関宿を経て、国境の分水嶺矢立峠を越えて秋田県へと突入、山間の谷間から盆地へ出て白沢宿、釈迦内宿を経て秋田県北部の都市、大館市街に位置する大館宿をゴールとする56kmの行程。個人的には全く足を踏み入れていない未知の地域で新鮮な気分。ほぼそんなに深くない山間を進むルートであるが温泉がちょこちょこ広く点在する。特に大鰐温泉は明治・大正期に全盛期として賑わった温泉場で、そのまま時が止まったかのような渋くレトロな味の濃い街並みなのが非常に印象的。明治時代に建てられて、太宰治など文豪に愛された旅館もあるが、大きな旅館が林立するわけでなくこじんまりとまとまって、川沿いに展開する雰囲気が良い。十和田湖に行く機会があればついでに立ち寄って、できれば宿泊し、夜そぞろ歩きたい古き良き温泉場だ。ゴールの大館は小さな町かと思いきや結構2km四方ぐらいには市街地が展開する広い町なのが想定外であった。比内鶏やきりたんぽ鍋の本場ということは認識していたが、秋田犬のふるさととしても有名なのね。また全国区の売り上げを誇る「北秋田」ブランドの北鹿酒造の大きな醸造所が中心部にひときわ目立っていたのが印象に残る。
2024/2/21 羽州街道 2日目 弘前〜大鰐宿〜碇ヶ関宿〜白沢宿〜釈迦内宿〜大館宿
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