VRサイクリング 札幌を始点・終点として支笏洞爺国立公園をぐるっと巡る周遊ルートの1日目。まずは支笏湖編。札幌は真駒内を出発し、南へどこまでも続く深い森林地帯を延々と進み、3つの峠を越えて支笏湖北東岸へ出る。そこから時計回りに湖岸道路を走る。支笏湖温泉郷を過ぎ、支笏湖を2/3周した後支笏湖西岸から洞爺湖へ向けて森林地帯へ分け入ってゆく。支笏湖へ流れ込む谷筋から峠を越えて別の谷筋に入り伊達市大滝付近まで96kmの行程。今回久々の長距離コースではあるが、殆どが深い森林地帯でビジュアルも森林風景ばかりで、珍しく写真ライブラリにアップする素材に不足した。その中で最大のポイントは支笏湖は想像を越えて原始の湖であったこと。札幌という大都市の近郊でありながら、手付かずの大自然が残っている点が凄い。国立公園を構成する湖なのに土産物屋が並ぶ湖畔というのがない。ドライブルートとしては北東部の湖岸道路だけは眺望が開けているが、南岸は湖岸ぎりぎりまで森林がせまり道路からの眺望は開けない。しかし、湖は田沢湖に次いで水深が深く透明度も国内最大級で支笏ブルーと称される青色を湛えて静かに広がっているのだ。太古の超大噴火によりできたカルデラ湖であるが、その後のカルデラ壁上の噴火により、風不死岳、樽前山、恵庭岳という3つの活火山を含め大小の山々が湖の回りを取り囲んでいて、その景観は国内に例を見ず荘厳である。湖岸にはチャラチャラした土産物屋が展開する湖畔は見当たらない。観光地としては渋すぎるせいか、洞爺湖の方に人が集まる感じだが、手付かずの自然が残るのは大きな財産だと思う。
2024/2/24 支笏洞爺周遊ルート 1日目 札幌〜支笏湖〜伊達市大滝
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