VRサイクリング 日勝連絡道路 3日目。襟裳岬から海岸沿いに日高地方に進む。襟裳岬を出て北西へ、海岸に沿った国道336号でえりも町から様似町、国道236号に乗り換えて浦河町、そしてゴールの三石の漁港の外れまで76kmの行程。海岸沿いの道は、襟裳岬からの辺境特有の荒寥たる海岸風景の丘陵地、えりも町付近の穏やかな海岸線、日高耶馬渓と呼ばれる険しい海岸線、様似町近辺の親子岩やローソク岩などの奇岩が彩る海岸、その先浦河町にかけても穏やかな海岸と表情を変えてゆき飽きない海岸道路であった。美しい海岸風景の合間には、灯台公園という古い灯台が飾られた広場のあるえりも町や、最近廃線となったJR日高本線の終着駅の駅舎が観光案内所となった様似町、レトロな映画館があり三角屋根の家々がしゃれている浦河町などのユニークな街並みが楽しい。そうこうするうちにサラブレッドの故郷日高地方の色彩が濃くなってくる。牛ではなく馬の牧場が目立ってきたのだ。次回はそのサラブレッドの故郷の核心に入ってゆく。