VRサイクリング 森と湖パークウェイ 4日目最終日。森と湖地帯から十勝平野の大平原へ。糠平湖の辺糠平温泉をスタートし、急峻な幌鹿峠を越えて、原始の湖然別湖に出て湖岸を北から南へ進み、再度ちょっとした峠道を越えると十勝平野の大平原が広がる。麦やじゃがいもなどの畑と牧草地帯が延々と広がる平原を南へ鹿追町まで進み、さらに東へ向かって音更町から十勝大橋を渡って再度帯広市街へ入り、帯広駅北口をゴールとする86kmの行程。子供の頃切手を集めていて、国立公園シリーズの大雪山国立公園の然別湖の図案の秘境ぽさにずっと憧れていて、学生時代の北海道旅行でちょっと不便なロケーションながら訪れた。深い森林に囲まれた静かな湖はまさに秘境のイメージそのままだったことを覚えているが、今回VRで訪れてそれを再確認した次第。行ったのは初秋であったが、氷上の幻の村「しかりべつ湖コタン」が現れる冬場に一度訪れてみたいものだ。然別湖から峠を越えた後、帯広の北側に広がる十勝平野を延々走ってきたが、見渡す限りの畑や牧草地に防風林の列という風景は、道東の標津付近と似ているようでより土地の豊かさが感じられて一味違った爽快感のある道筋であった。帯広は二度目であるが、前回東から西へ抜けたのに対して今回は北から南へ抜けるルートで通る。このルート上にはレンガ造りの建物など開拓時代以来の歴史的建造物があちこちに散見された。豊穣な土地柄に支えられた経済力が窺える街並みであることを感じた。次回からはさらに帯広の南へ向かい、襟裳岬から日高地方を目指す。
本日の番外編:帯広市街の歴史的建造物。