VRサイクリング 森と湖パークウェイ3日目。一路西へ、阿寒摩周国立公園から大雪国立公園まで一気に進む回。阿寒湖畔の阿寒湖温泉街の中に展開するアイヌテーマパークのようなアイヌ人集落アイヌコタンを出発し、とにかく今回は西へ西へと走る。秘境感溢れる美しくこじんまりした湖オンネトーを通過して、広めのなだらかな谷を延々と進むと松山千春の町足寄に着く。ここをさらに北西へ進み足寄湖を経て針葉樹林の森林地帯を抜けて糠平湖畔の糠平温泉にたどり着く長丁場107kmの行程。出発地点の阿寒湖とオンネトーは10km程度しか離れていないが、阿寒湖がかなり離れた屈斜路湖と同じ釧路川水系であるのに、オンネトーはそこから60kmほど離れた糠平湖と同じ十勝川水系で、どうやら雌阿寒岳を分水嶺に水系が異なるようだ。オンネトーは学生の頃近くのユースホステルに泊まって周囲を歩いて回ったり、そこから雌阿寒岳に登ったりして北海道の中でも思い出深い場所だ。オンネトーはとにかく阿寒摩周国立公園の中でも最も素晴らしい場所だと思っている。澄んで周りの森林を写し込んで緑色の美しく神秘的な湖面と、雌阿寒岳+阿寒富士のツインの異なる山容の山が湖の背景を飾る素晴らしい構図が堪能できる。近くには秘湯ファンにも人気の野趣あふれる野中温泉もある。また雌阿寒岳に登った時の素晴らしい眺望が忘れられない。活火山で噴煙が上がり、北に阿寒湖と雄阿寒岳、南に阿寒富士とその麓に宝石にような青沼、西にはオンネトーのスペクタクルが広がるのだ。何より他のメジャーな観光地に比べると奥まった場所のせいか観光客がそれほど押し掛けない秘境感が良い。今回VRで再度訪れて昔感じた感動が蘇ってきた。次回はまた帯広へ到達予定。
2024/1/30 森と湖パークウェイ 3日目 阿寒湖〜オンネトー〜足寄〜糠平温泉
リンク
リンク