VRサイクリング 今回から明治時代に開拓の進行と共に整備された北海道の幹線道路の1つ、北見道路を辿る。初回から脱線、寄り道して石狩川を上流へ辿るルートになってしまった。前回ルートの途中、旭川駅を出発し、石狩川と並行する国道39号をひたすら走る。北海道最大の上川盆地の東端上川まで行くと山がかなり迫ってくるが、今回はここから早々と北見道路を外れて寄り道モード。大雪山麓に少し入った高原地帯旭ヶ丘を経由。ここに前回までの北海道ガーデン街道を構成するガーデンの1つ大雪森のガーデンがあるが、それをちょっと覗き見したところで谷に下り、石狩川上流を遡ると、昔からの北海道屈指の観光地層雲峡に入る。層雲峡温泉を経て層雲峡の代表的ビューポイント銀河の滝をゴールとする84kmの行程。北見道路は、明治の北海道開拓初期に札幌ー旭川ー北見ー網走を結ぶために開削された中央横断道路の旭川から先を指す。別名囚人道路とも呼ばれ網走や釧路の監獄に収監されていた囚人が駆り出されたが、険しい自然条件と野生動物のヒグマとの戦いで犠牲者が絶えず、囚人労働史上で最も悲惨な事例となっている。層雲峡温泉は20年ほど前冬の北海道ツアーに家族で参加した時に宿泊し、夜凍えながら、北海道冬の三大祭りの一つ氷瀑祭りを観たのを思い出したが、夏場だと層雲峡の迫力ある渓谷美や、ロープウェイで大雪山系の黒岳に登ったりの楽しみがあるのを知った。