VRサイクリング 北海道ガーデン街道、最終日5日目。今回は北海道第二の都市、旭川周辺を巡る。中途半端なスタート地点であるが、前回旭岳温泉に至る道の途中の東神楽町志比内を出発し北西へ向かうと上川盆地の水田が広がる。おしゃれタウン東川町を通り抜け、今や道内有数の目玉観光地となった旭山動物園、北海道ガーデン街道を構成するガーデンの1つ上野ファームを巡り、国道40号経由で北東から旭川市街に向かう。旭川中心部を縦断し旭川駅を経由して、駅南側のエリア忠別川と美瑛川のグリーンベルト地帯をぐるっと回って国道12号を西へ進んで、石狩川の渓谷地帯の神居古潭に至る63kmの行程。今回思いがけず魅力的な町を発見した。東川町。大雪山の山麓から上川盆地に入る辺りに位置するが、大雪山の清らかな水資源に恵まれ、上水道の代わりに町は全て地下水で賄われている。道内有数の米どころとなる田園が広がるのどかな町であるが、魅力的なのはその独自な文化。しゃれたカフェやレストラン、ベーカリー、クラフトショップ、アートギャラリーが数多く点在し、独特に洗練された街並みになっている。また写真の町を宣言し、国際写真フェスティバルを開催するなど写真文化を展開していたりするのだ。知らずに走っていてその只者ではない雰囲気で調べてみたら凄い町だと知った。都会的アプローチではなく、田園にマッチした文化を志向している感じが国内に類を見ない。あえて言うとバリ島の田園リゾート、ウブドに似たテイストを感じる。この町も田園リゾートへ進化させてゆくと面白いのではないかと思う。旭川は北海道第二の都市だけあって旭川駅の北側中心街は高いビルが林立する洗練された都市の雰囲気だが、南側は緑が濃く北海道の自然が迫ってきている。この大自然の中に間借りした市街地という印象は、旭川だけに限らず北海道の都市に共通する。
2024/1/10 北海道ガーデン街道 5日目 志比内〜東川〜旭川〜神居
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