VRサイクリング 道東逍遥ルート 4日目。ワレ日本の最東端二到達スの巻。前回ルートの途中、奥行臼をスタートして南下。JR根室本線の厚床駅の手前で左折し東へ向かう。風蓮湖の南岸を掠めて根室半島に入り、根室半島北岸沿いに進んで日本最東端の都市、根室市街を一巡りした後、さらに半島北岸沿いの絶景海岸ルートを進み日本最東端の納沙布岬に到達する73kmの行程。前半は前2回分の根釧台地とほぼ同様の一面の牧場の風景なので割愛。後半の根室半島というのが認識していなかったし知られていないが風光明媚で魅了されてしまった。半島全体がほぼ海岸段丘の上に展開し森林は少なくほぼ牧草地と原野のなだらかな丘陵地。よってストリートビューの映像に映される天気の良い夏季の景色は非常に開放的で明るいのが印象的。その分多分冬は吹きっさらしでとんでも無く厳しい気候というのは察せられる。イギリスかアイルランドの海岸沿いの道を走っているかのようなエキゾティズムがゾクっとする。ところで北海道にはアイヌの砦であり祭祀などを執り行う場所である「チャシ」跡が数多く残されているが、根室半島には32箇所のチャシ跡が残り、国の史跡に指定され、また日本百名城の番号1として「根室半島チャシ群」が選定されている。チャシが見た目ピクニック広場のような、海沿いに突き出た段丘の上の草地が多いことが考えると、そんな場所だらけの根室半島にチャシが多いのもうなずける。そしてとうとう最東端の納沙布岬に到着!学生の頃もここに立ったっけな。ここはロシアが占領している歯舞群島まで数kmと最も近い、とは言えロシアの船とか建物が見えるわけでもなく至って長閑には見えるが、下手に沖に出ると拿捕されてシベリア送りになるかもしれないのだ。そういう意味では平和ボケした日本で最も緊張感の高い場所でもある。さて次は太平洋沿いに釧路方面へ向かおう。
2023/12/3 道東逍遥ルート 4日目 奥行臼〜厚床〜根室〜納沙布岬
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