VRサイクリング オホーツク街道2日目。オホーツク海沿岸をさらに南東へ進む。当初1つのルートの想定であった後半部分をゆく。猿払村と浜頓別町の境界付近の安別を出発し、道北最大の湖クッチャロ湖の後方をぐるっと廻って浜頓別へ。ここまでは内陸ルートであるが、ここからオホーツク海沿いの道に戻り、北見神威岬を経てカニの町枝幸に至る53kmの行程。クッチャロ湖は一般には知られていないが、ラムサール条約で指定された自然環境が素晴らしい湖。日本とロシアを渡る水鳥達の重要な中継地で約300種もの野鳥が見られる。特に春と秋の渡りの季節には数千羽のコハクチョウと数万羽のカモ類が集うという。これは壮観だろうなあ、観てみたい。猿払村から浜頓別町のオホーツク海岸はほぼ真っ直ぐな浜が50km以上続いていたが、浜頓別の先で険しい山が海に迫る北見神威岬が突如現れる。神威岬とは神が宿る岬という意味でアイヌの聖地で昔は険しい山道の難所だったという。岬の巨大な岩山の中腹に建つ北見神威岬灯台は難攻不落の要塞のようで岬の海沿いの道から見上げると迫力ある図になる。今回のゴールは枝幸の町外れの山の麓に建つオホーツクミュージアム。ここでは北海道独自の先史時代としてアイヌ以前の続縄文文化・擦文文化と共に、アイヌとも異なるオホーツク人によるオホーツク文化が別途花開いていたことを教えてくれる展示になっているようだ。興味あるなあ。
2023/10/31 オホーツク街道 2日目 安別〜浜頓別〜枝幸
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