VRサイクリング にしん街道2日目。絶景の海岸線を往くシリーズは続く。ニシン御殿の町江差を後にして日本海沿岸をさらに北上。戊辰戦争のノルマンディー乙部を過ぎ、海の彼方の奥尻島が近づいてそして遠ざかるまで海岸線を進み風車の町瀬棚にたどり着く99kmの超長丁場。江差でもなかなか観光客の足は向かないと思うが、さらにその北は滅多に観光客の足は向かないだろう。しかしドライブルートとしてはバリエーションに富んだ海岸美が満喫でき絶景シーラインと呼んで間違いない。日本のドーバーと呼びたい白亜の海食崖が続く滝瀬海岸(残念ながら近くでは拝めなかったが)、水平の地層模様のアートを描く海食崖が国道沿いに続く館の岬、親子熊岩やマンモス岩、たぬき岩など自然の造形がすばらしい奇岩が続く関内付近の海岸線など、アクセスが良ければ観光地として名を馳せても良さそうな絶景が続く。ゴールの瀬棚は、その手前から風車が林立する地帯として視認できていたが、日本初の洋上風力発電所もあり全国から視察が絶えないという風力発電のメッカのようだ。JR瀬棚線もとっくに廃線になった今、町自体は寂れている分あちこちに林立する風車の存在感が大きい。年平均7.9mの風速の風が常に吹いているというから人は住みづらいが風力発電には持ってこいのわけだ。さてこの先もさらに観光客が行かない日本海沿いの北上を続ける。
2023/9/23 にしん街道 2日目 江差〜乙部〜瀬棚
リンク
リンク
リンク