VRサイクリング。いよいよ北海道編の始まり!初っ端は北海道唯一の江戸時代からの街道である松前街道で道南地方、津軽海峡沿岸を進む。まずはその1日目。前回到着した大間からフェリーで渡った先の函館フェリーターミナルを出発し、一旦松前街道の始点となる五稜郭に向かい、そこから街道に入って円弧状の函館湾岸をぐるっと巡り、北斗市に位置する上磯、トラピスト修道院のある当別を通り、さらに津軽海峡沿いに南西にに進んで木古内に到達する49kmの行程。五稜郭は幕末に外国に向けて開港した箱館の奉行所を防衛する為に建設された星型の土塁であるが、その奉行所が利用されたのはたったの4年で、むしろその後の戊辰戦争の最後の舞台となったことで歴史に刻まれた。今回は函館の市街地はパスしたが、五稜郭はストリートビューが繋がって内部まで入ることができた。三年前に家族旅行で訪れたばかりだったので懐かしい。街道はほぼ海岸沿いを走ったり、海岸が険しい地形になると海岸段丘の上に登ったりして進むが、同じ津軽海峡でも津軽半島、下北半島と比べて、南に向いた海岸のせいか明るくむしろ温暖に感じるから不思議だ。特にトラピスト修道院のある当別は海から登る緑の南斜面が美しく、ローマへの道と呼ばれる修道院へ続く真っ直ぐな並木道も格別に美しかった。三年前の函館旅行では女子の修道院であるトラピスチヌ修道院は訪れたが、トラピスト大修道院は遠くて行けなかったのでいずれリアルにも訪れたい。
2023/9/12 松前街道 1日目 函館〜上磯〜当別〜木古内
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