VRサイクリング 壬生街道と結城街道という2つの街道を走り継いで下野国(栃木県)から常陸国(茨城県)へ突入する回。前回日光例幣使街道の終点で壬生街道とぶつかった楡木の追分をスタートし、壬生街道を南南東へ進み城下町壬生を通り過ぎて壬生街道の終点日光街道との追分のある小山へ到達。小山では小山ゆうえんちの跡地を視察した後、結城街道に入り東へ進む。結城、下館といういぶし銀な町を通り抜けて筑波山を南に望む岩瀬までトータル59kmの長丁場。壬生街道は日光街道の脇街道で小山と日光を日光街道とは別ルート(少し近道)で結ぶ街道。徳川家綱の頃までの将軍の日光社参においては、復路にはこの道を利用していたという。一方結城街道は日光街道の小山宿と水戸を結ぶ街道で、その間、結城、下館、笠間という城下町を通ることもあり、参勤交代や水戸徳川家の日光社参に利用されおおいに賑わったという。今回のルート上では壬生、結城、下館という小粒ながらきらりと光る個性を持った町がなかなか渋くて良かった。壬生は藩が蘭学を振興したので蘭学者が集まる町になったという。結城は国無形文化財、ユネスコ無形文化遺産に輝く結城つむぎの町、下館は板谷波山という陶芸界の巨匠を産んだ芸術の町の色彩がありまた商都として繁栄した残り香を感じる歴史的街並みが残る町。ゴールの岩瀬はつくば霞ヶ浦りんりんロードという日本最長のサイクリングロードの起点となる町でもあり、10年ほど前に輪行袋をしょって岩瀬駅に降りたちここからサイクリングロードを走ったので懐かしい。次回は結城街道をさらに進み水戸へ到達する予定。
2023/5/30 壬生街道・結城街道 1日目 楡木追分〜壬生宿〜小山〜結城〜下館〜岩瀬
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