VRサイクリング 今回から北関東中央部を切り裂くように西から東へ横断してゆく。まずは日光例幣使街道 1日目。中山道倉賀野宿の追分をスタートして日光例幣使街道に入り関東平野の田園の中、あるいは家並の中を東へ進む。玉村宿、境宿を経てスバルの企業城下町太田の市街地へ入る。さらに田園地帯を進み八木節のふるさと八木宿で街道を左折して寄り道モードで、東の京都、北の鎌倉と呼ばれる史跡の町足利をぐるっと巡ってゴールとする47kmの行程。日光例幣使街道は、京の朝廷から日光東照宮の春の祭礼に派遣した例幣使が毎年通る道として整備された。京都を出て中山道を通って倉賀野から本街道に入るとほぼ最短距離で日光へ進む道筋となる。朝廷を代表する例幣使としては屈辱的な儀礼であったせいか、例幣使一行はゆすりたかりなどあらゆる手段で街道沿いの人々を苦しめたとある。「ゆすり」の語源は、一行が駕籠をわざとゆすって金をせびる所業からきているという。雅な方々とは到底思えないひどい話である。これも幕府が毎年の行列を手厚くサポートしたせいらしいが、その分街道筋は五街道と同等に整備され、それと共に沿道の産業も振興されていたことは感じ取れる。ゴールとした足利は先日ブラタモリでも取り上げていたが、鎌倉時代の有力武将で、室町幕府を興した足利氏の本拠地であり、多くの史跡がある。その中でも足利学校は日本の最初の学校と言われ、中世における最高学府と位置付けられ、戦国武将の知恵袋となる人材を育てあげた。フランシスコザビエルにより海外にもその名声は届いたという。
2023/5/24 日光例幣使街道 1日目 倉賀野宿〜玉村宿〜境宿〜太田宿〜八木宿〜足利
リンク
リンク
リンク
リンク
リンク