VRサイクリング、房総東往還1日目。外房を一目散に南下の巻。銚子道の終点大網駅前を出発しほぼJR外房線に沿って茂原、一宮、大原と進む。この辺はまだ海岸は遠く九十九里平野の端の内陸部を進んでゆく。そしてゴールの濱、現在の御宿で初めて海岸に出るという49kmの行程。前半街道沿いに上総国の二宮橘樹神社、一宮玉前神社という由緒ある神社が続き、この辺り古代においても単なる僻地ではなかったことが推察される。今回印象的であったのはいすみ市の街道沿い田園地帯の只中に点在するいい具合に枯れた昭和レトロな商店街。太東駅付近の椎木商店街、長者町駅付近の長者商店街、そして大原駅付近の大原中央商店街と寂れて昭和で時間が止まったような風情が田園地帯に馴染んで何か心地よい。ゴールの御宿は昔から海水浴場として有名であるが白く奥の深い砂浜が美しい。「月の砂漠」というファンタジックな童謡はここの奥深い砂浜をアラビアの砂漠に見立てて作られた詞だという。砂浜の中に2頭のラクダの銅像が立てられていた。次回は久々に海岸美を満喫できそうだ。
2023/4/13 房総東往還 1日目 大網〜茂原〜一宮〜濱(御宿)
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