VRサイクリング 鹿島街道と飯沼街道。参詣と巡礼シリーズ最後の東国三社参り完結編。水郷の町潮来をスタートし鹿島街道を進み北浦をまたぐとすぐ東国三社の二社目鹿島神宮。参拝後水戸と銚子を結ぶ飯沼街道に入り三社目の息栖神社を詣でた後、利根川水系と鹿島灘に挟まれた田園地帯を進みどん詰まりで長大な銚子大橋を渡り銚子市街、飯沼観音圓福寺をゴールとする55kmの行程。鹿島神宮、息栖神社共香取神宮と同様に一ノ鳥居が水辺に立っていて、三社巡りを主に水運で実施されていたのは、全国的にも非常にユニークだ。さすが水郷地帯である。最近は三社巡りのバスツアーが多く出ていてそれがメインの参詣手段となっているようだが、現代でも船で三社巡りを行うツアーを再現すればきっと流行るのにと思う。今回も利根川水系の川と湖沼で囲まれたルートであったが、今時は川船が行き来するわけでもなく、街道から水辺が眺め渡せる場所は少ないので水郷らしいシーンは特に見られなかった。ただ北浦に架かる950mの神宮橋、利根川に架かる1.5kmの銚子大橋と2つの長大な橋を渡るのは爽快であった。飯沼街道終点の銚子市街の飯沼観音圓福寺もまた坂東33観音霊場の1つとして古くから全国より参拝者が集まる名刹で、実は銚子という町の成り立ちも水揚げ日本一の漁業の街というより飯沼観音の門前町として栄えてきたという歴史がある。今回走った飯沼街道も参詣の道であるが、一方で利根川の水運を利用して東国三社巡りとセットで参詣するパターンもあったようだ。ということで参詣と巡礼の道シリーズはとりあえず飯沼観音にて完結とする。ところでふと思い出したが40年ほど前ツーリング用自転車を購入して最初に輪行袋をかついで行ったリアルのサイクリングが、走行ルートは異なるがちょうど潮来から銚子までだった。
2023/4/4 鹿島街道・飯沼街道 潮来〜鹿島神宮〜息栖神社〜銚子
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