VRサイクリング 佐原街道と香取街道。参詣と巡礼シリーズのトリとして、成田詣でと合わせて江戸時代に広く人気のあった東国三社巡りに進む。前回成田詣での後成田空港へ向かった途中国道51号と交わった地点からスタートし、佐原街道≒R51をひたすら走り、古い家並と掘割が時代劇のセットに迷い込んだようなインパクトのある佐原から香取街道を進んで東国三社の1つ香取神宮へ至る。そこからは街道ではないが、利根川を渡り、川舟による水運が日常的に利用されている横利根川沿いを走り、霞ヶ浦の出口牛堀からは常陸利根川を下り、水郷の代名詞となっている潮来へ至る45kmの行程。佐倉と佐原はごっちゃになっていて区別できていなかったが、佐原は水辺の街並みという点で大きく雰囲気が異なる。いずれもいわゆる小江戸と称される伝統的な街並みが魅力でいずれリアルにじっくり歩いてみたい。東国三社巡りは香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の三社を巡礼するもので、関東のお伊勢参りと呼ばれて広く親しまれていたという。江戸からは水路で江戸川から利根川に回り3社を順に巡るのがメインルートだったようで、今回の香取神宮も他の二社も一ノ鳥居は水路からの上陸地点の水辺に立っている。成田詣でと合わせて三社巡りをするパターンもあったようでその場合には少なくとも香取神宮までは今回のルートの陸路が利用されていたようだ。国内で他に例を見ないような大規模な湖沼地帯でその周囲も関東平野が広がっているので、見渡す限り山影が見えない。そんな場所は国内では北海道を除くとこの辺以外にはないのではなかろうか。ちょっと前までずっと山地を走っていたのが嘘のようだ。次回は残る二社も巡る。
2023/4/1 佐原街道・香取街道 成田〜佐原〜香取神宮〜潮来
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