VRサイクリング 今回は越後の大きな町を2つの街道でリンクしてゆく。魚沼街道で錦鯉と織物の街小千谷を出発し西へ向かい海辺の町柏崎まで行き、そこから長岡街道でまた内陸の交通の要衝で新潟県第二の都市長岡へ至る71kmの長丁場。ルートとした内陸の小千谷・長岡と海辺の柏崎の間には深い山地はなくなだらかな丘陵と平野である。よって米どころ越後だけにルート全体に田園風景が広がっているが、マイナーな街道で旧道が定かでないこともありまたしても街道筋らしい名所・史跡には乏しかった。長岡街道沿いの柏崎の北東部、刈羽、西山地区も田園と丘陵しかないある意味殺風景な地域であったが、刈羽には海岸沿いに現在停止中の日本最大の原子力発電所がある。近々一部が再稼働するようだが今後の利用シナリオは日本のエネルギー供給において重要なキーファクタとなるかもしれない。その隣の西山地区には油田(あぶらでん)という地名がありもしやと思って調べてみると明治大正期には日本三大油田の1つ西山油田があった地域のようだ。今は地名以外に痕跡も見当たらなかった。古今のエネルギー供給地となっていることが興味深い。ちなみに西山地区はかの田中角栄氏の生家があって田中角栄記念館というのが建っている。長岡は郊外が広い都市で市街地から遠いところから家並が続いており、また通り沿いの郊外店舗が他の地域に比べて妙に大きいのが印象的だった。そして有名な長岡花火大会が開催される信濃川の河原は対岸が霞むほど広い。さすが日本一の川の下流。さて次回はさらに新潟へ向かって進んでゆく。
2022/11/23 魚沼街道・長岡街道 小千谷〜柏崎〜長岡
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