VRサイクリング 北国西脇往還1日目。アルプスの急峻で深い山から下ってきたところで、今度は穏やかながら凸凹の山間を抜けて長野市のある善光寺平を目指す。賑やかな松本市街から緩やかな坂を登って岡田宿、そこからは峠を越えて会田宿、も一つ峠を越えて青柳宿、とちょっとした峠を登って下っては宿場の連続を繰り返し、台形の山容が特徴的な聖山の麓、麻績宿をゴールとする39kmの行程。観光王国信州にして全く観光ルートから外れた、人が集まるような観光地・名所旧跡が無い地味なルートではあるが、予想外にしみじみと心に染みる道程であった。北国西脇往還は善光寺街道という俗名で知られるが、穏やかな山と田園と集落が美しく配置された箱庭の中をウネウネした旧道に沿ってめぐっているようで心安らぐのだ。特に峠の前後に配置された宿場の家並が街道筋らしい雰囲気を醸していてよかった。次回は善光寺平へ下ってゆく。
2022/11/6 北国西脇往還1日目 松本宿〜岡田宿〜会田宿〜青柳宿〜麻績宿
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