VRサイクリング 中山道10日目。追分宿を出発し、リゾート地軽井沢エリアの沓掛宿、軽井沢宿を通り、碓氷峠を越えて上州路へ下り、坂本宿、松井田宿を経由して城下町安中宿へ至る44kmの行程。軽井沢エリアはやはり街道情緒というよりリゾートムードだね。旧軽井沢銀座が実は宿場町だったというのは知らない人の方が多いのではないだろうか。その先碓氷峠を越えると群馬県、上州路に入る。碓氷峠の中山道旧道は街道随一の難所の山道で以前リアル街道歩きで通った時はその洗礼を受けたが、今回はルート設定ができないので国道18号旧道で下った。車でも碓氷バイパスか上信越道経由しか記憶がないので多分(VRではあるが)初めて利用することになったが、周囲の山や麓の眺めもさることながら、昔のアブト式鉄道の橋梁やトンネルが垣間見えたり、184ものカーブのダウンヒルも気分が良く飽きさせない。特に素晴らしかったのは碓氷第三橋梁。そびえ立つ四連アーチ式の煉瓦造りの鉄道橋の眺めは圧巻。紅葉の頃はさらに素晴らしいであろう。碓氷峠を下った後には右手に見える妙義山の異様とも言える山容を望みながら走る田舎道が、コロラドあたりの谷に迷い込んだかのような不思議な風景で飽きない。信濃路も良かったが上州路もなかなかのものだ。
VR映像その一:碓氷峠の下りの途中、アブト式鉄道時代の国鉄信越線、碓氷第三橋梁の素晴らしい眺めはコチラ
VR映像その二:横川と松井田の間、妙義山を横に後に眺めながら走る田舎道の映像はコチラ