VRサイクリング 中山道5日目。美濃路から木曽路へと入ってゆく回。のどかな山里、大湫宿を出て、アップダウンの激しいその名も十三峠を越えてJR中央西線の通る広い谷に出る。恵那市街の大井宿、そこから田園地帯を経てこの地方の中心都市、中津川宿へと進む。そこから先はいよいよ木曽路の始まり。落合宿から急な石畳道を登り、観光客であふれる馬籠宿、さらも馬籠峠を越えて山を下った先が本日のゴール、妻籠宿。ドラマチックな展開の41kmの行程であった。大井宿、中津川宿は中央西線の特急が停車するような地方都市であるが、ひと昔前なら小京都と言ってもいいぐらいの風情あふれる街並みで通り過ぎるのに後ろ髪を引かれた。この後ろ髪ひかれる感じが旅情というやつだ。VRサイクリングでも旅情を感じることはできる。さてその先が中山道随一の観光コースだけあって素晴らしかった。落合宿付近の開けた丘を登ったり下ったりするのもよかったし、馬籠宿への石畳の道も雰囲気があった。馬籠宿は観光客であふれていたけど眺めの良い急な坂道沿いに街並みが展開している様は唯一無二。妻籠宿は学生の頃憧れて泊まりにきた思い出があるが、相変わらず昔ながらの山の中の宿場町がそのまま冷凍保存されている感じが決して作られた感じではなくていい。新日本紀行のテーマ曲が流れてきそうな懐かしいムード。ここまでくると完全に木曾の谷間を分け入ってゆく木曽路の真っ只中。しばらくこの風景が続くことになる。
2022/9/4 中山道5日目 大湫宿〜大井宿〜中津川宿〜落合宿〜馬籠宿〜妻籠宿
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