VRサイクリング 暗越奈良街道2日目。1日目がほとんど脱線寄り道だったので、街道としては奈良市の外れ、平城京跡の南の尼ヶ辻をスタートして一路西へ進む。榁木峠を越えて生駒の盆地に一旦下った後再度暗(くらがり)峠を越えて、いわゆる河内地方の中心である東大阪に下り、後は市街地をズンズン進んで、ゴール地点大阪の北浜まで35kmの行程。怪しいネーミングの暗越奈良街道とは暗(くらがり)峠を越えるところから由来しているわけだが、二つの峠を越えるまでのルート前半が素晴らしかった。旧街道の峠越えは歩道の登山道として残されていることが多く、VRサイクリング上はルートを引けないのでそれに近い車道のルートで代替するのが常であったが、今回は二つの峠とも旧街道で峠越えをすることができた。どちらの峠も車道でありながら道幅は狭くしかもありえないほどの急斜面なのが非常にユニーク。しかもそれが308号線という国道なのが驚きだ。風景は大都市圏の近隣でありながら山里の趣きが色濃く、特に暗峠の登り道は途中から道に沿って棚田が積み上がっていて、峠の上の方から棚田ごしに見える生駒の盆地が絶景である。暗峠からの下り道は特に急坂であるが、下りきる直前に突如として広がる下界の東大阪から大阪の市街の眺めがインパクト大。峠を下った先の東大阪市は、昔から河内と呼ばれていた地域で低層の住宅や昔ながらの商店、中小企業の工場や事業所が建ち並ぶ下町風情の街並みが続く。大阪の中心部に入ったところで街道から外れて、大阪最大の名所道頓堀へ行きグリコサインやかに道楽にタッチし、心斎橋筋、御堂筋を通って北浜へ到着。長閑な山里から昭和レトロな下町、そして大都市ビル街へなかなかドラマチックな展開を見せたルートであった。
2022/7/7 暗越奈良街道 2日目 奈良尼ヶ辻〜南生駒〜東大阪〜大阪北浜
リンク
リンク
リンク
リンク