VRサイクリング、熊野古道伊勢路3日目。前半は引き続きリアス式海岸の旅、馬瀬を出発し、紀伊の松島と呼ばれる小島が点在する風光明媚な海岸を通り抜けて、小さな造船所とレトロな漁師町のある紀伊長島に至る。後半は紀伊長島から海岸を離れて内陸へ向かう。荷坂峠を一気に登った後は大内山川の流れと共に長閑な山里を緩やかに下ってゆきJR三瀬谷駅付近の佐原に至る。トータル45kmの行程。紀伊長島の町はユニークで、町の入口でランドマークになっている入江の奥の小さな造船所が出迎えてくれるが、その先の古い家並みが所狭しと密集した「魚まち」と呼ばれる漁師町に心惹かれるものがある。荷坂峠の旧道は江戸時代中期の徳川吉宗の時代に紀州藩の玄関口として整備された経緯があるが、峠からの紀伊長島の町と海岸線の眺めが素晴らしい。その先は街道筋で一番有りがちなパターン、川に沿って山に囲まれた谷間を進んでゆく田舎道。退屈なパターンとなりがちだが、全国に流通する大内山牛乳の里があったり、伊勢神宮の別宮があったりで、全体として変化に富んだ面白いルートであった。次回はいよいよ伊勢に到達予定。
2022/6/12 熊野古道 伊勢路 3日目 馬瀬〜紀伊長島〜佐原
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