VRサイクリング 熊野コネクション3日目 山奥の秘境、十津川温泉から熊野川沿いを一気に駆け下り紀伊半島東側海岸の町、新宮に至る52kmの行程。十津川温泉を流れていた(流れはほとんどなかったが)十津川は下って、奈良県から和歌山県に入ると熊野川と名前を変える。今回は、ちょうど1ヶ月前に通った熊野本宮周辺をルートのダブり回避のため山の中へ迂回した以外はこの熊野川を横に眺めつつひたすら国道を進むルート。それにしてもこの熊野川、上流から河口の新宮市街の手前まで一貫して両側に山が迫る谷をゆったりと蛇行しながらも流れがほとんど見られない静かなる川という基本形態が変化しないのだ。国道を走っていることも相まって景色は変化に乏しくルートとしては面白みに欠けた。途中瀞峡へのジェット船乗り場を通り過ぎたが、瀞峡は熊野川支流の北山川にあって道路が整備されていない地域なので残念ながら今回は立ち寄るのを諦めた。そちらは奇岩が展開する渓谷美と不思議に流れのない静謐な川面が織りなす霊妙な景観の中を、昔から運航しているジェット船で駆け巡るという素晴らしい観光資源となっていて、子供の頃その観光パンフレットを見て行きたい場所として心に刻んだ覚えがある。ゴールは新宮市街にある、世界遺産、熊野三山で最後に訪れることになった熊野速玉大社。三山の中では地味な構えと門前に見えたが、交通の便は最も良い立地なので巡礼者は多いのであろう。次回からはまた紀伊半島の東海岸沿いに街道の旅を続ける。
2022/6/4 熊野コネクション3日目 十津川温泉〜新宮
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