VRCサイクリング 京街道1日目。京都の西端に位置する山科追分から大阪へむけて京街道を往く。洛南の名所伏見宿、淀城の城下町淀宿を経て日本三大八幡宮の一つ石清水八幡宮まで23kmの行程。京街道は、江戸時代、西日本の大名行列が京都を通るのを禁じられていたため、東海道は京都手前の山科追分から京街道を通って大阪へ抜け、そこから海路を往くルートが利用されていた。これを東海道五十七次と呼び京街道はいわば東海道の延長とみなされていたわけだ。伏見は時代と共に変化してきた町。平安時代は貴族の別荘地、豊臣秀吉が伏見城を築城した後の桃山時代には日本の中心となる城下町、江戸時代には淀川水運の起点として日本最大の内陸港を有する一大商業として栄えた。歴史の舞台となってきたことから名所旧跡には事欠かない町だ。坂本龍馬襲撃が起きた寺田屋も残されている。また日本有数の酒蔵の町として月桂冠、黄桜など超メジャーどころが揃って酒蔵を展開している。リアルには訪れたことがなかったがなかなか奥が深そうな雰囲気のある町である。伏見からは淀川水系と京阪電鉄に沿って大阪方面に進むことになる。知らなかったが、本日ゴールとした石清水八幡宮のあたりで、丹波地方から京都市街を通ってきた桂川と、琵琶湖から宇治、伏見経由で流れてきた宇治川、紀伊半島の奥鈴鹿山脈から延々流れてきた木津川の三つの大河が一気に合流して淀川になるのだ。よって石清水八幡宮のあたりの河原の広がりはとてつもなくて驚く。次回は初めて大阪市街へ乗り込む予定。
本日のVR映像
伏見の路地をゆく映像はコチラ。月桂冠酒蔵から寺田屋を経て京橋までの路地を渡る短いトリップ。