VRサイクリング、山陰道10日目。淀江宿から山陰道を東へ進む。今回のは前回遠足に行った大山を右手に望みつつ、左手に海を望む海岸沿いのルートで、御来屋宿、下市宿、赤崎宿、八橋宿を通り由良宿まで36kmの行程。距離の割には宿場配置のインターバルが短い区間だ。ほぼ漁村あるいは農村の長閑な地域だが、古くて結構立派な民家や商家が街道に点在する。江戸時代には人通りがそれなりに多くて繁栄した地域だったのかもしれない。特に赤崎宿のあたりの街並みは漁村ながらシックな家並が海岸沿いに延々と続いて、タダの漁村じゃない雰囲気。古くは後醍醐天皇が隠岐島から脱出して上陸した港があり、江戸時代には年貢米の積み出し港として賑わった過去がある。ゴールの由良宿は街道からちょっと外れて、コナン駅と称される由良駅へ行ってみた。作者の青山剛昌の出身地だからということだが、伝統ある鄙びた町には似つかわしくないポップな駅舎の有様にはちょっと違和感を感じるな。やはり地方へゆくと全国区になった出身者は盛大に錦が飾られるパターン多し。
2022年2月28日 山陰道10日目 淀江宿〜御来屋宿〜下市宿〜赤崎宿〜八橋宿〜由良宿
リンク
リンク
リンク
リンク