VRサイクリング、山陰道6日目。石見銀山の積み出し港でもあった湯の町、温泉津宿をスタートし、さらに海岸線沿いに出雲方面へ向かう。次の宿場、出雲市街の今市宿まで距離があるので、途中の漁村田儀までの38kmの行程とした。前回ゴール地点は温泉津の駅に近い場所であったが、そこをスタートするとその先の入江から奥へ入ってゆく街道沿いに温泉津の温泉旅館街があった。この地ならではの石州瓦屋根の燻された木造の小さな旅館が建ち並び魅惑のレトロ街道が結構長く続いていた。1/20に通った赤間街道の俵山温泉も同様のレトロタイプの温泉地であったがここも甲乙付け難く魅力的だ。ここの木賃宿に泊まって夜、外湯を巡り月明かりの入り江で、石見銀山の積み出し港として賑わった昔日を偲んでみたいものだ。そうだここに宿泊して石見銀山を見に行くという旅もいいかもしれない。そんなことを夢想しながら先へ進むと、本日のルートは、いくつもの浜と付属する集落を巡ってゆく展開になった。日本の渚百選に選出された琴ヶ浜など美しい砂浜が多く夏は海水浴場で賑わう。また浜には漁港もあり釣り場としてもこの辺は定評があるようだ。お馴染みになった石州瓦屋根の古い木造建築が多い集落と海岸風景のマッチングがまたいいのだ。さて次回はいよいよ神々の故郷、出雲である。
本日のVR映像
スタート地点温泉津の入江から温泉街縦断するまでのVR映像はコチラ