VRサイクリング、山陰道4日目。益田宿を出て海岸沿い、JR山陰本線沿いに北東へ進む。ちょっと山間に入った三隅宿を経て山陰を代表する大きな漁港のある浜田宿まで42kmの行程。いよいよ日本海に出た。浜辺から沖合に向かって幾重もの白い波しぶきのラインがその象徴だ。瀬戸内海でも太平洋でもないまさしく日本海。東映のタイトルバックの世界。萩、長門でも日本海の浜辺を通ったがあの辺はこんなに荒々しくはなかった。博多に住んでいた子供の頃、父親の会社の旅行で出雲、松江まで連れて行ってもらった時、初めて乗る山陰本線の車窓から初めて見る荒々しい日本海の海岸線を飽きずにずっと眺めていたのを思い出す。それ以来の山陰だ。浜田は城下町だったが、幕末長州軍に攻められた領主が町に火を付けて逃げた為、城下は跡形もなくなったそうな。ひどいことをするもんだ。明治から終戦までは陸軍の大きな部隊が駐留し軍都として栄えた。古い街並みはその頃の面影のようだ。今は何と言ってもお魚の町。浜田港は漁港として島根県随一の漁獲高を誇り築地・豊洲クラスの広さを持つ大きな市場が海辺に広がっている。
2022/2/8 山陰道4日目 益田宿〜三隅宿〜浜田宿
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