VRサイクリング、本日から山陰道へ進む。中国地方の日本海側、いわゆる山陰地方を海岸伝いに進み京都をゴールとする旧街道である。本日はその1日目。と言っても前回、萩往還の終点、防府をスタートとするので、防府から山陰道の始点である小郡まで行く必要があるが、同じルートは利用しないという基本ポリシーなので以前走った山陽道を通らずに海側の旧街道ではない道で小郡宿まで進み、そこから山陰道に入って、前回通った山口宿をゴールとする43kmの行程となる。小郡までの道程が全体の2/3を占めるが、海沿いの道はかなりの部分が埋め立て地でまっすぐな直線道路が多い。防府に近い海岸線は、昔は塩田が広がっていたらしいが今は工場地帯となっている。昨年の2/16に通過した小郡宿の山陽道と山陰道分岐点から山陰道を走り始める。山陰地方の交通路としては、参勤交代も含め、まず中国山地を越えて瀬戸内海沿岸に出た上で海路や山陽道で京阪神、さらに江戸へ進むのが通例だったようなので、山陰地方を縦貫する山陰道はそれほど利用されていなかったようだ。それでも少なくとも出だしの山口宿までは3間(約5.4m)の道幅が確保された街道らしい道筋であった。
2022/1/30 山陰道1日目 防府〜小郡宿〜山口宿
リンク
リンク
リンク