萩往還2日目。萩と山口の中間の山中にある歴史的街並みが保存された宿場町、佐々並宿をスタートし、さらに山の中を進み板堂峠を越え山口県の県庁所在地である山口宿へ下り、通り抜けて参勤交代の船が出港した萩往還の終点、防府の港まで40kmの行程。山口市が西の京と称される所以となっている瑠璃光寺の五重塔に立ち寄ってみたが、日本三名塔の1つとされるだけあって紅葉に映えて素晴らしい景観であった。また市街には街道沿いに古い商家や古民家が建ち並ぶ一帯もありそんなところも西の京という呼称につながっているのであろう。それでも県庁所在地の都市としてはこじんまりして長閑な雰囲気がある。二十代の頃、津和野と共に訪れたはずであるが全く記憶にない。山口の先は遠巻きに低い山々が連なる田園地帯を行くと昨年2/16に山陽道走破中に通過した防府の町に入る。前回は防府の町を東から西へ抜けたが今回は北から南に抜けて昔防府の港があったあたりをゴールとした。今は海岸は埋め立てが進み、鐘紡町(カネボウ)とか協和町(協和発酵)というような企業名が町の名となった工場地帯が広がっている。カネボウは消滅したので町の名前だけ残り他の会社の工場が建っている。 さてここまで中国地方をジグザグ行き当たりばったりに進んできたが、次回からは久々に主要街道に乗っかって旅を前に進めてゆく。
2022/1/27 萩往還2日目 佐々並宿〜山口宿〜防府
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