VRサイクリング、赤間関街道2日目。前回は北浦道筋を走ったが今回は北道筋を往く。前回のルートの途中、長門市街の深川を起点に南方の山の中へ進む。北道筋を俵山宿、西市宿まで進み、そこから街道を外れて方角東に転じて国道をひた走り美祢までの46kmの行程。今回のテーマは何といっても山の中のいで湯。北道筋沿いに2つの素晴らしい温泉地があった。長門市街にほど近い場所には大きな温泉地、長門湯本温泉。渓流沿いに比較的大型の旅館が建ち並び、The温泉という情緒を醸している。一時期寂れかけたが、イベントを充実させ設備もリニューアルして復興してきたらしい。ロシアのプーチン大統領が宿泊したり、星野リゾートが進出したりの話題もある。そこから一山超えた谷間に俵山温泉がある。ここは全く知らなかったが、さらに素晴らしい温泉地であった。山間の小さな町。狭い旧街道の両側に古い木造の小さな旅館が建ち並び、タイムスリップしたかのようなレトロで素朴な温泉街の雰囲気が漂っている。北道筋の宿場町としての雰囲気も感じられる。調べると小さい温泉地ながら1100年の歴史を誇り古くから毛利家御用達。泉質が強めのアルカリ性で水素に富み効能は西日本の横綱級というから驚く。近くに鉄道も高速道路もなく交通不便な場所だがその秘境っぽさもいい。思いがけず素晴らしい場所を発見した。ここは是非リアルにも訪れたいものだ。さて次回は美祢から秋吉台を通って萩へ戻る。
本日のVR映像
俵山温泉の手前から温泉街に至るまでのVR映像はコチラ